レポート
主な内容:
- 世界のダイヤモンド需要は今後年平均5.9%で成長し、2020年には約260億ドル規模になるとみられます
- 2020年までに、中国とインドは世界のダイヤモンド需要増分の5割を占め、両国合わせた市場規模は、米国を抜いて世界最大となる見込みです
- 世界のダイヤモンド原石の供給量は2012年から2020年にかけて年平均2.7%で増加し、2020年には約1億5700万カラットになると予測しています。これは、経済危機以前のピークであった2005年の供給量の1億7700万カラットを12%下回る水準です。金額ベースでは、供給は年平均2.5%で成長するとみられます
- 生産量に関する我々の予測は、各企業の事業計画の変更や新規プロジェクトが直面している財政的な困難、主要なダイヤモンド鉱山から地下に坑道を掘ることが技術的に困難であること等により、昨年よりも若干下振れしています
- 今後10年間、ダイヤモンド原石の需要量は供給量を上回る状態が続くとみられており、当業界の見通しが長期にわたって明るいことを示唆しています<
- 需要と供給のバランスに負の影響を与えるような脅威をもたらすいくつかの懸念材料はありますが、長期的には当業界に著しい影響を与える可能性は低いと考えます