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コンタクトレス決済の時代が本格的に到来

現金は世界規模で決済手段として廃れていく

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コンタクトレス決済の時代が本格的に到来
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POS端末は多くの顧客が利用するため、細菌が付着した紙幣やクレジットカードを介してウイルスが伝播する恐れがある。その結果、例えばイギリスの規制当局や政府機関は新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、現金の流通を制限し、紙幣を隔離する措置を講じた。また、コンタクトレス決済(非接触型決済)の上限額引き上げ等の取り組みを通じて同国では上限を30ポンドから40ポンドへ引き上げ、デジタル決済の拡充を推進している。eウォレットサービスの提供会社は手数料の無料化に踏み切っている事例もある。また、商品・サービスを販売する個人および企業は、各事業者との提携を通じて、ECや宅配、クレジットカードを提示しない非対面取引といった対応を強化している。世界の様々な国の小売りや飲食店は電子決済サービス事業者と提携を結んでいる。ベインの予測では、2025年までにデジタル決済の普及率は、新型コロナウイルス流行前の予測値よりも5~10%pt 上昇すると見込まれている。

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