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日本M&A市場 大変革の時代

日本M&A市場 大変革の時代

  • 2024年8月20日
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日本M&A市場 大変革の時代

日本のM&A市場が非常にホットな状態にある。2023年は、世界の市場が縮小する中で、先進国市場の中では極めてユニークなことながら、金額ベースで前年比+40%の成長を遂げた。年が明けてからも同様のトレンドは持続しており、特に事業会社(ストラテジックバイヤー)によるM&A金額は、1-3月期は、前年同期比+62%(金額ベース)と引き続き好調に推移している。

日本のM&A市場の好調は、今後も持続していくというのがベイン・アンド・カンパニーとしての基本的な見方である。

日本企業がこのトレンドをフルに活用し、企業価値の一層の向上につなげていただけるよう、5回にわたる連載を通じて足元のM&A市場の「エコシステム」の現状とトレンド、そしてそこから抽出される日本企業にとっての意味合いを多角的に論じていきたい。

第1回 アウトバウンドM&Aに伸長の兆し 大原崇

第2回 国内M&Aにおける「同意なき買収」とMBOの意義 奥野慎太郎

、中塚裕之

第3回 株主のエンゲージメントによるM&A加速 奥野慎太郎 、大原崇

第4回 PEファンドの台頭とM&A戦略における意義 大原崇、大和梓、軍司夏樹

第5回・完 M&Aの活用によるスタートアップ・大企業イノベーションの活性化 大原崇、宮沢悠介